この記事はこんな方にオススメです。
- LINE公式アカウントを通じて売上を上げたい
- 売上アップに繋がるあいさつメッセージを作成したい
皆さんは「あいさつメッセージ」を”単なるあいさつ”で終わらせていませんか?
あいさつメッセージは友だち追加した直後に自動送信され、ユーザーが最もあなたのサービスに対して興味・関心が高いタイミングで送信することが出来ます。
そのため高確率で開封され、ユーザーのファン化や予約や購入といった売上に繋がる行動喚起に適したメッセージです。
今回はそんな「売上に直結するあいさつメッセージ」について特徴やメッセージ制作のコツについてご紹介します。
この記事を読むことで「あいさつメッセージ」の重要性に加え、具体的な活用方法が分かり、LINE公式アカウントを通じた売上UPに繋がるでしょう!
売上UPには友だち獲得が必須になります。友だち獲得に繋がるプロフィール設定については以下の記事でご紹介しておりますのでぜひご覧ください!
友だち獲得に直結!治療院のためのプロフィール攻略法!
あいさつメッセージとは?
あいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加、もしくはブロックを解除した際に自動的に送られる1通目のメッセージです。
アカウント開設当初、あいさつメッセージの内容はデフォルトで設定された定型文になっているため、あなたオリジナルの内容に設定しましょう。
あいさつメセージは通常のメッセージ配信同様、500文字×3枠でテキスト、画像動画など配信可能で、具体的には以下10種類を送ることができます。
- テキスト
- スタンプ
- 写真
- クーポン
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
- 動画
- ボイスメッセージ
- リサーチ(アンケート)
- カードタイプメッセージ
あいさつメッセージの特徴
あいさつメッセージの最大の特徴は「友だち追加直後に自動送信され、開封率(反応率)が高い」という点です。
友だち追加直後は、ユーザーのあなたのサービスに対する興味・関心が最も高い状態です。
加えて友だち追加直後に配信されるため、通常配信に対してメッセージの開封率(=反応率)が高くなります。
私が過去担当していたアカウントでは、反応率が通常配信に対して13倍になったという事例もあります。
このようにあいさつメッセージはユーザーの反応率が非常に高いという特徴あります。
「興味・関心が高く反応率が高い=行動喚起させやすい」ということであり、ユーザーのファン化や予約・購入といった売上に繋がるアクションに最適です。
そのためあいさつメッセージを攻略することはLINEを通じて売上UPに直結すると言えます。
あいさつメッセージ制作のコツ
ここからはあいさつメッセージの「反応率が高い」という特徴を最大限活かすためのメッセージ制作のコツをご紹介します。
前述の通り、あいさつメッセージには10種類の配信ができます。
ここでは「ファン化・売上に繋げる」という点にフォーカスして以下の3つを活用したメッセージ制作についてご紹介します。
- テキスト
- リッチメッセージ
- リッチビデオメッセージ
①テキスト
まずは皆さんおなじみのテキストでのメッセージ配信についてです。
記載する内容
テキストでの配信では、以下の4つの内容は必ず記載しましょう!
- 友だち登録へのお礼
- どんな情報を発信しているのか
- 友だち登録特典のお知らせ
- アクションを促す文言
友だち登録へのお礼
まずは友だち登録して頂いたことへのお礼を述べましょう。
LINE公式アカウントは30万以上※のアカウントが存在しています。
※認証済アカウントのうち月に1度以上機能を利用しているアカウント数
その膨大なアカウントの中から選んでいたことに対する感謝の気持ちをメッセージに込めまましょう!
またその際には「友だちの表示名」を記載しましょう。
※この友だち名の表示については詳しく後述します。
ユーザー名を記載することで不特定多数ではなくあなたに向けたメッセージとして認識して頂くことができ、親近感を抱いてもらうことが出来ます。
注)「友だちの表示名」だけでは呼び捨てになってしまうため、「さん」や「さま」などの敬称を入れましょう。
どんな情報を発信しているのか
ユーザーは何らかのメリットを享受するためにあなたのアカウント登録しています。
そのためどんな情報を発信しており、それによりどんなメリットが得られるのかをしっかり記載することが大切です。
しっかりとメリットを提示することでブロック率低下に繋がり、長期的な関係構築をすることが出来ます。
友だち登録特典のお知らせ
多くのアカウントでは、友だち登録特典としてクーポンを配布しています。
せっかくのクーポンもユーザーに認知されなければ来店動機としての機能を発揮することが出来ません。
制作したクーポンについては詳細・使用方法についてしっかりと記載しましょう。
加えてクーポン自体もあいさつメッセージの一部として配信出来るため、合わせて送信することで利用率を高めることが出来ます。
アクションを促す文言
全てのメッセージの目的は「ユーザーに行動をしてもらう」ことです。
このあいさつメッセージを通じて、どんな行動を起こしてほしいのか?をしっかりと記載しましょう!
初回来店のフックとしてクーポンを配布している場合は、クーポンの利用を呼びかけると良いでしょう。
また気軽にチャット出来る雰囲気作りも大切です。
LINEには「双方向のコミュニケーションを通じた関係構築が出来る」という特徴があります。
その強みを活かすためにも気軽なチャットを促す内容を添えると良いでしょう。
メッセージ制作のコツ
テキストメッセージを制作する際は以下の点を意識すると反応率を高めることが出来ます。
- 200〜300字以内で1配信=1メッセージを意識する
- 「友だちの表示名」を入れて呼びかける
- 改行・絵文字を活用する
200〜300字以内で1配信=1メッセージを意識する
このコツはテキストでの配信に限らずメッセージでは「1配信=1メッセージ」を意識すると良いでしょう。
メッセージ配信の最大の目的は「ユーザーに行動を起こしてもらうこと」です。
そのためにはユーザーに何をしてもらいたいのか?を端的に伝えるためにも「1配信=1メセージ」を徹底しましょう。
具体的には200〜300文以内に文字数を抑えましょう。
200-300字以内に抑えることで上の他のメッセージの影響を受けず、スマホの1画面以内に収めることが出来ます。
1画面内に収めることでユーザーは画面をスクロールすることなく全文を閲覧でき、ストレスなく情報をインプットすることが出来ます。
文字数が多くなってしまう際は、200-300文字以内に優先度の高い内容を記載するなど工夫しましょう。
「友だちの表示名」を入れて呼びかける
テキストの冒頭には、「友だちの表示名」を記載しましょう。
友だち名を記載することで、不特定多数への配信ではなくあなたに向けた配信であることを伝えることが出来ます。
また友だちを表示することでメッセージに温かみが出るためユーザーに親近感を抱いてもらいやすくなります。
マーケティングでは、ユーザーにいかに「自分ごと化」してもらうか?を常に意識する必要があります。
同じ情報であっても自分ごと化してもらう事で興味・関心度を高めることが出来るからです。
そのための一つのコツとして「友だち表示名」を記載し、あなたに向けたメッセージですよ!という意思表示をしましょう。
改行・絵文字を活用する
テキストのメッセージでは「読みやすさ」が非常に重要になります。
ユーザーは普段、短いチャットを通じてコミュニケーションしていることが多いです。
そのためLINE=短いテキストというイメージが浸透しています。
その中でいきなり長文で一面文字だらけのメッセージが送信されたら、抵抗感を感じてしまいブロックに繋がってしまいます。
そのため、テキストメッセージでは改行・絵文字を上手に活用し「読みやすさ」を意識しましょう。
改行の目安は【「。」がついたら改行する】です。
また絵文字の活用は読みやすさに加えて「LINEらしいメッセージ」にも繋がります。
LINEはいまや日本人における生活インフラのようなアプリです。
そのため絵文字を活用し、少しでもユーザーに違和感を与えないように配慮も必要です。
「改行」や「絵文字」といった細部まで意識することで、読みやすいメッセージになり、それが反応率の高いメッセージに繋がります。
②リッチメッセージ
続いてご紹介するのは、リッチメッセージを活用した配信です。
リッチメッセージとは「テキストや画像を一つのビジュアルにまとめ、情報を分かりやすく伝えることができる機能」です。
「広告をメッセージとして配信する」とイメージしやすいかと思います。
※実際に私が制作したメッセージで掲載許可を頂いております。
リッチメッセージを活用するメリット
リッチメッセージを活用するメリットは以下の通りです。
- ユーザーの反応率を高められる
- ブランディングが出来る
ユーザーの反応率を高められる
メリットの1つ目は「ユーザーの反応率を高められる」という点です。
リッチメッセージは画像を使って情報をまとめることで少ない文字数で商品のサービスの魅力を視覚的に訴求することが出来ます。
加えてリッチメッセージは画面幅いっぱいに表示されるためユーザーの視線を集めやすいです。
以下のリッチメッセージとテキストは同様の訴求内容ですが、リッチメッセージの方が視線に止まり、情報をインプットしやすいですよね。
このようにリッチメッセージを活用することでユーザーの反応率を高めることが出来ます。
ある調査ではリッチメッセージはテキストでの配信に対して、クリック率(=配信数に対するクリック率)が5倍になったというデータ※もあります。
※世界一わかりやすい LINE公式アカウントマスター養成講座より引用
高い反応率が見込めるあいさつメッセージにリッチメッセージを活用することはまさに鬼に金棒です。
反応率がイマイチと感じる際は、ぜひ一度リッチメッセージの活用をご検討下さい!
ブランディングが出来る
リッチメッセージの特徴の2つ目は「ブランディングが出来る」という点です。
リッチメッセージではデザインを通じてあなたのサービスの雰囲気を伝えることが出来ます。
実際に企業アカウントを運用する際、配信するメッセージの9割はリッチメッセージを活用しており、そのデザインは企業のコーポレートカラーやサービス価格帯を意識しブランディングを非常に意識しています。
ここで1つの事例をご紹介します。
「はりきゅう院 山小屋様」のあいさつメッセージは以下のようなコンセプトのもと、競合との差別化を図っています。
このようにリッチメッセージを活用することであなたのサービスのイメージやコンセプトを視覚的に訴求することが出来ます。
私は競合との差別化が必要だからこそ、リッチメッセージを活用したブランディングが大切だと考えています。
リッチメッセージ制作のコツ
私が年間1000通以上のリッチメッセージを制作して中で感じるリッチメッセージのコツは以下の通りです。
- 訴求内容がひと目で分かるデザインにする
- 行動を促すためのボタンを設置し、目立たせる
訴求内容をひと目で分かるデザイン
あいさつメッセージでのリッチメッセージでは、登録のお礼やアカウントの発信内容、登録特典のお知らせなどどうしても文字数が多くなってしまいます。
だからこそ伝えたいことを明確にする必要があります。
同じリッチメッセージでも伝えたいことを強調するだけで情報の伝達スピードが向上し、ユーザーにストレスなく情報を受け取ってもらうことが出来ます。
伝えたいことを明確にするためには、情報の優先度に応じて「配色」「文字の大きさ」「余白の活用」「加工を施す」など様々なテクニックがあります。
中でも、「文字の大きさ」「配色」は手軽に実践できますのでぜひ意識して制作してみて下さい!
行動を促すためのボタンを設置し、目立たせる
2つ目の制作のコツは「行動を促すボタンを設置する」ことです。
このボタンは「CTA(Call To Action)」とよばれ、その名の通り行動を促すための重要な要素です。
あいさつメッセージ限らず、全てのメッセージの最大の目的は「ユーザーに行動を促す」ことです。
そのため基本的にはリッチメッセージには、CTAを記載することをオススメします。
また記載するCTAには、異質感を持たせ目立たせることを意識しましょう!
リッチメセージの制作について
ここまでリッチメッセージのメリットや制作のコツについてご紹介しました。
しかしデザインが分からないから制作出来ない…と思った方も多いのではないでしょうか?
そんな方にオススメなのは「Canva」です。
Canvaとは無料で使用出来るデザインツールで、リッチメッセージやリッチメニューといったLINEで配信出来るメッセージのテンプレートが複数用意されています。
そのためデザインに自信が無い方でもテキストを入れ替えるだけで制作可能です。
Canvaの具体的な使用方法については以下の記事がとても分かりやすかったためご紹介させていただきます。
③リッチビデオメッセージ
最後にご紹介するのは「リッチビデオメッセージ」です。
リッチビデオメッセージとは、自動再生される動画をメッセージとして配信する機能です。
縦型/横型/正方形など、さまざまな動画形態に対応しており、縦型動画ならトーク画面を専有するリッチな動画表現が可能となります。
また遷移先を設定することで、動画視聴を経たユーザーを外部サイトに誘導することも可能です。
LINEでは「動画」の配信も可能です。
しかし動画では「自動再生されない」「リンクを設定出来ない」ためユーザーに行動喚起させたい場合についてはリッチビデオメッセージの活用をオススメします。
リッチビデオメッセージのメリット
リッチビデオメッセージを活用するメリットは以下通りです。
- 短時間で多くの情報を伝えられる
- ユーザーのファン化に効果的
- 視聴後にユーザーに行動喚起出来る
短時間で多くの情報を伝えられる
1つ目のメリットは「伝達出来る情報量の多さ」です。
動画は1分間の動画の場合、文字情報の100万倍の情報量を持つとされています。
あいさつメッセージは、友だち追加してくれたユーザーに対して初めて送信するメッセージであり、あなたのサービスやあなた自信を印象付ける大切な配信になります。
だからこそ、これまでの経験やサービスへの想い・こだわりをユーザーにしっかり伝えたいですよね。
しかしテキストメッセージでは500文字×3吹き出しと情報量が制限されてしまいます。
一方でリッチビデオメッセージでは好きなだけ情報を詰め込むことが可能※です。
※入稿の際は、200MB以内に抑える必要有り。
ユーザーのファン化に効果的
2つ目のメリットは「ファン化に効果的」という点です。
リピーターを獲得するためには、ユーザーのファン化が不可欠です。
サービスやコンテンツが溢れる現代では、何を買うか?ではなく「誰から買うか?」が非常に重要視されています。
リッチビデオメッセージでは、ファン化に繋がる要素である「あなたの表情や声・雰囲気」をユーザーに伝えることができます。
またあなたの「価値観やサービスへの想い」を発信することでユーザーの共感を得ることも出来ます。
これらは多くの情報を伝えられる動画ならではであり、テキストやリッチメッセージでは出来ません。
視聴後ににユーザーに行動喚起出来る
3つ目の特徴は「視聴後にリンクを設定出来る」点です。
通常の動画の配信とは異なり、リッチビデオメッセージでは動画視聴終了後に特定のリンク先を設定することが出来ます。
これにより、スムーズに予約や申込みといったユーザーへの行動喚起を促すことができます。
動画を最後まで視聴してくれたユーザーは少なからず登録時点よりあなたやあなたのサービスに対して興味・関心が高まっています。
つまり予約や申込みに繋がりやすい状態であり、そのタイミングに行動喚起出来るのはリッチビデオメッセージの特徴であると言えます。
リッチビデオメッセージ制作のコツ
リッチビデオメッセージを制作する際は以下の点を意識しましょう。
- 店内で撮影し、身だしなみを整える
- 自己紹介やサービスへの想いを入れる
店内で撮影し、身だしなみを整える
1つ目のコツは「撮影するシチュエーション」についてです。
撮影は店内で実施することをオススメします。
WebやSNSからの友だち追加の場合、ユーザーに来店経験はありません。
店内の雰囲気を伝える意味でも、撮影場所は店内で行うことをオススメしております。
事前に店内の雰囲気が分かれば、ユーザーにとって来店時の不安が小さくなり予約・申込みのハードルを下げることに繋がります。
また撮影時はしっかりと「最高のあなた」で臨みましょう!
動画にはファン化に効果的という特徴の反面、離脱の可能性も秘めています。
過度に意識する必要はありませんが、ネガティブな印象を与えないような状態で臨むように心がけると良いでしょう。
自己紹介やサービスへの想いを入れる
2つ目のコツは「発信する内容」についてです。
動画には以下の2つの内容を加えることをオススメします。
- 自己紹介
- サービスへの想い
多くの情報を伝えられるという特徴を最大限活かし、テキストやリッチメッセージでは伝えきれないファン化に繋がる情報を加えましょう。
「自己紹介」では、あなたのこれまでの経験や会社設立に至った経緯などを発信すると良いでしょう。
「サービスへの想い」では、サービスの特徴やこだわり、お客様への接し方といったことを含めると良いでしょう。
こういった情報は、ユーザーに取ってあなたやあなたのサービスに愛着を抱くきっかけになります。
上記の2点の他にも、屋号への想いなどユーザーに伝えたい内容を加えることでオリジナリティ溢れるリッチビデオメッセージを作成しましょう!
リッチビデオメッセージの制作方法
動画の制作と聞くとなんだか難しいイメージをお持ちの方も多いのでは無いでしょうか?
しかし現在、YoutubeやTiktokと言った動画コンテンツの需要増加により手軽に動画を制作出来るツールが公開されています。
またリッチビデオメッセージではYoutubeのような凝った編集動画ではなく、撮影したままの生の動画で親近感を与える訴求することをオススメしております。
現在、スマートフォンにはとても高画質なカメラが搭載されていますのできれいな動画が撮影します。
必要以上に気負いせず気軽にスマートフォンで撮影し、まずは配信してみることをオススメします。
また撮影した動画に以下のようにデザインを施すことでオリジナリティを出すこともできます。
上記の制作には、デザインツールが必要になりますがこういった加工が出来るのもリッチビデオメッセージの醍醐味ですね!
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「あいさつメッセージの特徴や制作のコツ」をご紹介しました。
あいさつメッセージは新規ユーザーに初めて配信されるメッセージであり、最も反応率が高い配信です。
だからこそ上手に活用することであなたの売上UPに繋げることが出来ます。
本記事が皆さんの「運用効果の出るアカウント」の一助となれば幸いです!