この記事はこんな方にオススメです。
- LINE公式アカウントの導入を検討している
- 飲食店での活用事例が知りたい
- 導入によるメリットが知りたい
実は「飲食店はLINE公式アカウントと最も相性が良い」のはご存知ですか?
実際に全300万アカウントのうちおよそ23%※が飲食店であり、最多です。
※LINE社公式サイトより(2019年1月時点)
加えて搭載されている機能も飲食店で活用しやすい仕様になっています。
そこで今回は、そんな相性バツグンの飲食店におけるLINE公式アカウントの活用事例をご紹介します。
この記事を読むことで、LINE公式アカウントの特徴が分かり、あなたのサービスでの活用イメージが鮮明になるでしょう。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」を利用したビジネス用ツールです。
チャット形式のトークや画像・動画の送信など、LINEと同様の機能を利用して、友だちになったユーザーに情報を発信することができます。
最大の特徴は圧倒的な利用ユーザー数の多さです。
LINEは国内の月間利用者数9,200万人※1を誇り、日本の人口の約70%※2が活用している国内最大のコミュニケーションアプリです。
※1:マイクロミル・インターネット調査より ※2:2022年3月末時点(LINE社調べより)
そんな巨大なプラットフォームを活用して販促・集客が出来ることは非常に大きな特徴です。
またLINE公式アカウントはプッシュ型のSNSと言われ、友だちになったユーザーに対して直接情報を伝えられる点も特徴です。
そのためサービスの認知もちろん販促・集客に非常に適したマーケティングツールとして幅広い業種で活用されています。
LINE公式アカウントについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にして下さい!
【無料で活用!】LINE公式アカウントの特徴と4つのメリットをご紹介
「飲食店」における活用事例
さてここからは、実際にLINE公式アカウントを活用して売上UPに繋がった事例をご紹介します。
Case.1 長沼精肉店
1度のメッセージ配信でテイクアウト売上20万円!
最初にご紹介するのは埼玉県加須市にある長沼精肉店は1949年に創業して以来、地域密着型の精肉店として営業を続けていらっしゃる「長沼精肉店」の活用事例です。
双方向のコミュニケーションを目指してLINE公式アカウントを開設
長沼精肉店では、オンラインにおけるユーザーとの設定として2017年よりLINE公式アカウントを活用しています。
これまでブログでの情報発信はしていましたが、ユーザーとの双方向のコミュニケーションがさらなる売上UPに繋がると感じ、導入をしました。
開設から3年間で2,600人の友だちを獲得
開設後は、様々な施策を通じて友だち獲得に取組みました。
実施した施策は以下の通りです。
- プロフィールの充実
- 店頭での積極的な声がけ
- ショップカードの導入
- 来店時・ECサイトで使用できるクーポン配布
とりわけ「店頭での声がけ」「ショップカード」の効果を実感されたそうです。
ショップカードでは、1000円以上のお買い物でポイント付与しており、不足金額をお声がけすることで追加の注文を頂くことが多々あったそうです。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
加えてプロフィールを充実することで友だち獲得確率の向上にも取り組んでいらっしゃいます。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
このように様々な施策を多角的に実践することで、3年で友だち数2,600人を達成されています。
1配信で売上20万円を記録するなど効果を実感
2020年4月以降は、店舗のリニューアル工事と新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が重なり、ECショップやテイクアウトに注力されています。
中でもLINE公式アカウントのメッセージ配信に力を入れています。
配信時は以下の点を工夫されています。
- ターゲットの生活サイクルに合わせた時間で配信
- イチオシ商品の告知配信、商圏内に配信地域を絞って配信
主に主婦層の生活サイクルに合わせて、家事がひと段落する朝8〜9時か夜22時頃に週1回のペースでメッセージを配信し、ECショップのおすすめメニューを告知されています。
また自慢のテイクアウトどんぶりを土日に販売する際は、仮店舗周辺に配信地域を絞って案内メッセージを配信。
100杯限定の予約枠が、早い時は配信後10分で埋まってしまうこともあり、一度のメッセージ配信で約20万円の売上を記録したこともあり、効果を実感されています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
LINE公式アカウントでは、配信時間・配信地域など様々なターゲティングが可能です。
加えて、LINEの配信はプッシュ通知されるためユーザーの購買に対して即効性があります。
ユーザーとの深い関係性がさらなる売上UPに繋がる
LINEをデジタル販促に用いるにあたり、「ユーザーコミュニケーション」を大切にされており、ユーザーとの関係値の深さが売上UPの秘訣です。
普段からユーザーとの関係値作りに力をいれており、2020年10月には「長沼精肉店に聞きたいこと」というテーマでメッセージを配信。
「簡単に作れるひき肉レシピが知りたい」「上手なステーキの焼き方を教えて」などの質問がLINEチャットで寄せられ、この声をもとに商品化したチャーシューは大変好評だったそうです。
この様にユーザーからの声を商品開発に活かすなど、双方向のコミュニケーションを通じて関係値の構築に力を入れています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
まとめ
今回の事例では「双方向のコミュニケーション」や「メッセージ配信の即効性」などLINE公式アカウントの持ち味がいかんなく発揮された事例でした。
LINEアカウントにおける友だちは「顧客名簿」です。
その顧客名簿に対して、直接購買に繋がる情報を発信出来ることは売上UPを狙う上で大変有利になります。
皆様も一度、導入を検討されてみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した事例はLINE公式サイトからの引用になります。
さらに詳しく知りたい方は以下のリンクよりご覧ください。
Case.2 極上赤身 焼肉 藤
Web経由の予約数が月間2.5倍に増加!
続いてご紹介するのは、阪急・茨木駅から徒歩4分の場所に店舗を構える「極上赤身 焼肉 藤」です。
店舗のオープン当初からアカウントを開設し、主に「LINEで予約」を活用していらっしゃいます。
高齢のユーザーもLINE経由で予約を獲得
他のSNSを使った不特定多数への広告配信・情報発信では大きな効果を期待出来ないと感じていらっしゃいました。
そこで住宅地に近い立地、ご年配の方の来店が多いという点を活かし、一度来店して頂いたお客様には友だち登録をして頂き、LINE公式アカウントを通じて継続的な関係を築きリピーター獲得に力を入れました。
LINE公式アカウントは若年層だけでなく幅広い年代のユーザーが利用しており、年齢・性別問わず、60%以上のユーザーが毎日利用しています。
そのためご高齢のお客様の抵抗も少なく、結果的に幅広い年代のお客様の獲得に繋がりました。
「LINEで予約」の導入でWeb経由での予約数が月間2.5倍に
オープン後、ユーザーの利便性向上を目指し「LINEで予約」を導入されました。
「LINEで予約」は、パートナー(ぐるなび、GATE、ebica)加盟店を対象とした新サービス です。
活用することでユーザーは各店舗アカウントのプロフィール、メッセージなどから、別のブラウザやアプリに切り替えることなくLINEの中で来店予約を完結させることができます。
「焼肉 藤」の場合、ぐるなび加盟であり
- 金銭的な理由から複数の予約サイトに掲載出来ない
- 予約するために他のブラウザを立ち上げるような煩わしさがなくなる
これらの理由から導入を決意されました。
導入後は店頭での声がけやリッチメニューへの導線設置などで「LINEで予約」の普及に取組みました。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
結果、「LINEで予約」から月平均で30件ほどの予約が入るようになり、導入前と比較してWeb経由の予約数は月間で2.5倍まで増加し効果を実感されています。
まとめ
今回の事例では、「LINEで予約」を上手に活用することで売上UPに繋がった事例でした。
LINEは現在、月間利用者数9,200万人※1を誇り、年齢・性別問わず、60%以上のユーザーが毎日利用しています。
他のSNSやWebサービスとは異なり、幅広いユーザーが日常的に使っているおり、導入に際してもユーザーの抵抗は少ないです。
ユーザーが違和感を感じず、快適に利用出来るというのはデジタルマーケティングにおいて非常に重要です。
そういった意味でLINEを活用したマーケティングは大きな可能性を秘めていると言えそうです。
今回ご紹介した事例はLINE公式サイトからの引用になります。
さらに詳しく知りたい方は以下のリンクよりご覧ください。
Case.3 鉄板バル bloom(ブルーム)
LINEチャットの活用で売上30〜40%UP!!
続いてご紹介するのは東京・西荻窪駅の北口徒歩約1分の場所にある「鉄板バル bloom」の活用事例です。
人手不足解消を目的に導入
2~3人でお店を回しており、ピーク時の電話対応やお問い合わせ対応などの対応で1人取られてしまうと、お店が回らなくなります。
また電話の場合、予約内容について聞き間違いが発生する可能性もあります。
このような悩みからLINE公式アカウントの導入を決意されました。
お客様とのやり取りには「LINEチャット」を活用しています。
チャットであればお互い相手の状況を気にせずに送ることができますし、トーク履歴が残るので後で確認すれば予約のミスなども防ぐことも可能です。
実際にお客さまからも「LINEでのやり取りのほうが楽だ」という声もあり、利便性の高さを実感されています。
また会社帰りに電車の中で「LINEチャット」で注文し、帰り道にお店に寄って受け取っていくお客さまもいらっしゃるそうで、LINE導入の効果を感じていらっしゃいます。
お客様との密なコミュニケーションを意識
日々の運用ではお客さまとの距離を縮めて信頼関係を構築し、「また行きたいな」と思ってもらえるように意識されています。
登録時には来店へのお礼、予約時には予約動機を伺うなどお客様一人ひとりに合わせたサービスを提供出来るような運用をされています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
また友だち獲得施策も工夫されています。
友だち追加で、自慢のローストビーフ1人前分をその場でプレゼントし、その旨をホームページや食べログで告知したり、メニューにも友だち追加の案内を掲載しています。
こうした施策や告知により、順調な友だち数の獲得に繋がっています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
LINE導入をきっかけに売上30〜40%UP
予約は電話、LINE、予約サイトで受けており、件数の割合は「電話5:LINE4:予約サイト1」です。
LINEだけで見ると、月に10~15件ほど入り、日に日に「LINEチャット」からの予約やお問合せの増加を実感されています。
LINEチャットを活用することでお客さまとは頻繁にコミュニケーションが取れるため、信頼関係に繋がりました。
その結果、お客様の来店頻度も増え、客単価が上がったことで、導入前に対して売上30〜40%上がりました。
また新メニューの紹介などの配信では、配信直後に予約が入るなどLINEの即効性も実感されています。
まとめ
今回の事例はLINEチャットを活用したお客様との信頼関係の構築が売上UPに繋がりました。
LINEは老若男女とわず、日本人にとっての生活インフラとなっています。
LINEを活用することでお客様と気軽なコミュニケーションが可能になり、信頼関係の構築に繋がります。
そして信頼関係の構築はリピーター獲得・客単価の向上に繋がり、ひいては売上UPに繋がります。
ぜひ一度導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した事例はLINE公式サイトからの引用になります。
さらに詳しく知りたい方は以下のリンクよりご覧ください。
Case.4 株式会社ECO
メッセージ配信でデリバリーの売上が200%UP!!
最後にご紹介するのは東京都内と神奈川県を中心に12店舗を展開するタピオカ店「アリトル」の活用事例です。
自社のブランド認知の向上とキャンペーン情報を効率的に伝えるため2019年よりLINE公式アカウントを導入しています。
12店舗全てで数百人の友だちを獲得
アリトルは12店舗全てで個別のLINE公式アカウントを開設し、主にシーズンメニューのお知らせなどを案内しています。
また全店舗共通で友だち追加時のあいさつメッセージを揃えるなど、ブランドの統一感を演出するなど、LINEを通じたブランディングを意識しています。
加えてWebサイトの各店情報ページに友だち追加のQRコードを掲載したり、店頭で案内するなど友だち獲得にも力を入れています。
このようなブランディングや宣伝が、1店舗につき数百人の友だちを獲得に繋がっています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
また日々の運用ではメインの顧客層である「10〜30代の若い女性」を意識しています。
フランクなメッセージ内容や絵文字を使うことで、親近感を感じてもらえるように工夫しています。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
コロナ禍においてもデリバリーの全店売上が200%伸長
2020年3月末、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大する中、アリトルは営業時間の短縮に踏み切りました。
特に、オフィス街などの近くにある都内の店舗は、売上ダウンが深刻だったそうです。
その状況を受けて3月上旬からデリバリーサービスをスタートさせ、以降、各店のLINE公式アカウントで定期的に告知しました。
※LINE公式アカウント公式サイトより引用
結果、LINEを通じて情報発信が功を奏し、2020年3月と4月を比較して「全店のデリバリー売上が200%増加」しました。
また独自に行った調査によると、「LINEでデリバリーサービスについて知った」と答えたユーザーは全体の約3割に上り、LINEでの告知が売上UPに繋がったことを実感されています。
まとめ
今回の事例では、主要顧客を意識した配信やLINEでの効率的な配信が売上UPに繋がりました。
LINE公式アカウントでは、ユーザーに直接情報を届けられる点が強みです。
拡散力や認知度が低い店舗であっても、しっかりと見込み顧客をLINE公式アカウントに集めることで売上UPに繋げることが出来ます。
またフリープランであれば初期費用・月額0円で始めることが可能です。
まずは気軽に初めてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した事例はLINE公式サイトからの引用になります。
さらに詳しく知りたい方は以下のリンクよりご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、飲食店における活用事例をご紹介しました。
LINE公式アカウントは、いまや日本人にとって生活インフラになっており、新たに導入する際にもユーザーに抵抗感が少ないです。
加えてLINE公式アカウントは初期費用・月額0円で導入可能です。
ぜひ気軽に導入してみてはいかがでしょうか。