- 最近来店数が減ってきている…
- 忙しくてSNS運用する時間が無い
- 安最新の集客手法を知りたい
皆さんは「LINE公式アカウント」をご存知でしょうか?
普段活用している”LINE”とは少し異なります。
LINEのビジネス版で、集客に特化した機能が豊富なツールです。
アパレルや小売、コスメなど業種業界を問わない、柔軟性も持ち味ですが、
実は特に飲食店との相性が抜群です!
総務省の令和4年版情報通信白書によると、
2021年のスマートフォンの世帯保有率は88.7%です。
つまり日本の人口における約10人に9人がスマホを利用しています。
こんなスマホ時代だからこそ、
LINEを集客に活用する動きが加速しています!
私は広告代理店で、企業様のLINE公式アカウントの運用コンサルティングをしています。
また個人としては、主に飲食店に向けてLINE公式アカウントの活用サポートをさせて頂いております。
これまで延べ50アカウント以上に携わり、LINEを活用して累計で2億円以上の売上獲得に貢献して参りました。
いわば日夜LINEを活用してモノやサービスを売る研究をしているLINEオタクです!
そこで本記事では、飲食店集客における必須ツール「LINE公式アカウント」について初心者の方にも分かりやすくご紹介します!
- なぜ飲食店集客にLINEなのか?
- LINEで何が出来るのか?
- どのような活用事例があるのか?
こういった疑問が解消出来る内容になっております。
本記事を読んで頂くことで、
「たった1通でその日の予約が埋まる」
そんな夢のような体験が出来るかもしれませんよ!
飲食店集客のポイント
飲食店集客とLINEとの相性について、ご説明する前に私のこれまでの経験を踏まえた飲食店集客のポイントについてご説明致します。
全体の8割!? 売上UPの鍵は「常連客」
引用:LINEキャンパス
「パレートの法則」をご存知でしょうか?
「80 : 20の法則」とも呼ばれ、全体売上の80%はおおよそ20%のお客様によってもたらされているという法則です。
実際、これまで運用に携わってきた様々な業種業界においても、これは当てはまりました。
これは実際に営業をしている中でも、肌感覚的に実感されている方も多いのではないでしょうか。
つまり言い換えると、
「飲食店の売上拡大=常連客作り」
であると言えます。
新規のお客様をいかにリピートさせ、常連客として定着されるか。
これが重要であると考えています。
2回目来店率10%!?初回来店後の関係作りが肝
常連客作りに取り組むうえで、知っておきたい数字があります。
それは
「2回目来店率:10%」です。
株式会社トレタの予約分析データによると、新規で来店したユーザーが2回目に来店するのは全体の約10%とされています。
3回目以降は来店率が上がっていくため、2〜3回目の来店率を増やせるかが、その後、リピーターになるかのカギを握ることが分かります
引用:LINEキャンパス
つまり常連客を作るうえで最もコスパの良い取り組みは
「初回来店したお客様に再来店を促す」ことでであると言えます。
そのためには初回来店して下さったお客様に対して、再来店を促すための働きかけが必要になります。
- お店のコンセプト
- スタッフ紹介
- 食材や調理へのこだわり
などのお店をより深く知ってもらうための情報に加えて、
- 次回使えるクーポン
- ポイント2倍Dayの告知
- 人気メニューのお知らせ
など来店を促すための情報発信が必要です。
リピーター獲得なら「LINE」
さて前章では、「飲食店の売上拡大=常連客作り」であり、そのためには「初回来店後の関係作り」が大切であるとお伝えしました。
察しの良い方であれば何を伝えたいか、もうわかりますね…
そうです、これを実現するためには「LINE」がベストです!
常連客作りは「恋愛」と非常によく似ていると考えています。
好きな子と出会い(来店)、連絡先を交換し(友だち登録)、自分を知ってもらい(情報発信)、告白する(来店促進)。
これを新規のお客様に対して、LINEを活用して行っていくことが飲食店集客が飛躍的に効率化されると考えています。
ここからはLINEを飲食店集客に活用すべき理由をご紹介致します!
運用のコツをてっとり早く知りたい方は以下を参照ください!
利用率84%!10〜60代まで幅広く利用
LINEの最大の魅力は「圧倒的な普及率」です。
モバイル社会研究所の調査によると「スマホ・ケータイ所有者におけるLINE利用率は83.7%」でした。
加えて全世代でLINEの利用率は他のSNSよりも高く「10~60代で8~9割以上が利用」しており、老若男女とわず広く普及しています。
※縦軸:利用率、横軸:年代
引用:2023年一般向けモバイル動向調査
つまり、来店したお客様の年齢性別に関わらず、ほとんどの方がLINEを利用しておりその後の関係値構築が出来る。
ということです。
一時代前では、スマホは若者限定でシニア世代は利用しておらず連絡手段が限られていました。
しかし令和の時代では、LINEが日本人にとって生活に欠かせないアプリとして圧倒的に普及しています。
こういった理由からも、「LINEはお客様との関係構築する手段として最適」であると言えるのではないでしょうか。
配信への反応率が高い
LINE公式アカウントで行う配信は「反応率が非常に高い」です。
ここでの反応率とは、以下2つを指します。
- メッセージを開いてもらえる(=開封率)
- 内容を読んだり、クーポン利用など行動に繋がる(=アクション率)
開封率が高く、メルマガの3倍!
LINE公式アカウントでの配信は「開封率が約70%でメルマガの3倍以上」の実績を誇ります。
私はスマホから「ラインッ!!」と通知音がなったら、反射的にLINEを開き内容を確認してしまします。
日常的なコミュニケーションに活用しているため、InstagramやTiktokなど他のSNS以上に、通知音に敏感になっています。
一方、対象的にメールはほとんど見ません。
様々なメールアプリを利用していますが、通知設定をしていないアプリもあります。
皆さんはいかがでしょうか?
実際に僕の周りでも同様の人が多く、皆さんも同じような感覚ではないでしょうか?
インターネットが普及し、様々な情報がスマホに届く時代において、
ユーザーに見てもらえるというのは非常に重要です。
そういった点で、LINE公式アカウントの開封率の高さは大きなアドバンテージとなっています。
クーポン利用率60%!!ユーザーの行動に繋がりやすい
リンクのクリックやクーポンを利用するなど、「アクション率の高さ」も特徴の一つです。
実際、LINEヤフー社によるインターネット調査では友だち追加したユーザーのうち、
- 「メッセージを読んだ」ユーザーは69.9%、
- 「送られてきたクーポンを利用した」ユーザーは58.7%
にも上り、LINEから配信がユーザー行動に影響を与えていることがわかります。
引用:LINEキャンパス
配信に対してのアクション率が高さは、売上に繋がる確率が高いことを意味します。
つまり、LINE運用にかける時間や費用などが無駄にならずコスパが良いと言えます。
そういった点でもLINEは、非常に強力な売上獲得ツールといえるのではないでしょうか。
飲食店集客に特化した機能が充実
飲食店集客にマッチした機能が豊富な点も特徴です。
ここでは各機能の詳細は割愛致しますが、便利な機能を3つご紹介致します。
ショップカード
ショップカードとは、スタンプカードがLINE上で簡単に作成・管理出来る機能です。
ゴールまでのポイント数とポイント到達時の特典を設定し、ワンドリンクサービスや割引クーポンなど、リピートにつながる特典を設定することが出来ます。
ショップカードを起点として、友だち登録を促したり、魅力的な特典を設定することでリピーター施策として強力な相棒になります。
ショップカードの詳しい活用法については以下を参照ください!
ステップ配信
ステップ配信は、設定した条件と合致する友だちに対し、LINE公式アカウントから複数のメッセージを自動で配信できる機能です。
例えば、「友だち追加から3日経ったユーザーにはクーポンを配信し、30日経ったユーザーには商品のお知らせを配信する」などの設定が可能です。
メッセージ配信を自動化することで運用負荷を低減したり、継続的な情報発信による次回来店への確度を高めることが出来ます。
LINEで予約
「LINEで予約」は、LINE上で簡単に飲食店の予約ができる機能です。
ユーザーは受け取ったメッセージやプロフィールなどから予約フォームに直接遷移し、その場で予約を完結させることができます。
ぐるなびやPayPayグルメとの連携が可能で、メッセージ配信からスムーズに予約を受け付けることが出来ます。
またLINE公式アカウント経由の予約数を計測出来るため、予約に繋がりやすい配信内容を分析することも可能です。
「LINEで予約」の詳しい活用法については以下を参照ください!
常連客を生む運用のポイント
さてここからはもう少し踏み込んで、実際にLINEを飲食店がLINEを活用する際の運用のポイントを3つご紹介致します。
これからLINEを活用する方はもちろん、すでに活用している方もぜひ意識市てみてくださいね!
友だち集めが9割
LINE運用において、最も大切なことは「友だちを集める」ことです。
なぜならLINEは友だち登録しているユーザーにしか配信が出来ないからです。
InstagramやTiktokは、例えフォロワーが0人でも投稿することが可能です。
そして継続的に魅力的な内容を発信し続けることで、フォロワーを増やしていきます。
つまり「魅力的な投稿内容が先で、フォロワー獲得は後」と言えます。
しかし、LINEは逆です。
「友だちを集めて、友だちが欲する情報を発信する」
そもそも友だちが0人では、メッセージ配信をすることも出来ません。
また友だちの総量が、得られる売上を左右します。
友だちが多ければ多いほど、期待出来る売上が大きくなります。
そういった意味で「LINEは友だち集めが9割」と言えます。
「飲食店における友だち集め」をもっと知りたい方に以下を参照ください!
定期的なメッセージ配信
「頻度」と「質」
これがメッセージ配信のコツです。
私は決して恋愛上手ではありませんが、上手くいった恋愛も同様のことが言えました。
一度の長電話より、毎日のたわいもない会話。
ここではお伝え出来ない多くの苦い経験を通じて、今はこれが恋愛成就の秘訣だと感じています(笑)
これはLINEにメッセージ配信でも同様です。
不定期や一度だけの配信では効果が薄く、定期的な配信が重要になります。
お店の存在を思い出してもらうためにも、メッセージ配信によってユーザーとの継続的な接点を維持しましょう。
実際、ユーザーに対してメッセージ配信の頻度についてアンケートを実施したところ、
「年代を問わず1週間に1~3回程度の配信が適切」と回答したユーザーが最も多い結果となりました。
月に一回、魅力的なクーポンを送るだけでなく、定期的にお店の魅力を発信することを心がけましょう!
売上を上げるためのメッセージ配信を詳しく知りたい方は以下を参照ください!
適切な配信内容
配信頻度だけでなく、もちろん配信内容も重要です。
毎日連絡を取り合っていても、冷たい返信内容では恋愛は長続きしません(意味深)
ユーザーにメリットのあるお得な情報や特典以外にも、配信対象となるユーザーの興味を引くような内容を意識しましょう。
引用:LINEキャンパス
配信内容を考える際のコツは「お客様目線」です。
お客様が来店を決める要素は、価格だけではありません。
スタッフのきめ細かいサービスや、お店の雰囲気、コンセプトなど多岐に渡ります。
なぜこのお客様は来店してくれたんだろう?
これを突き詰めることが、成功の秘訣です。
またアンケートを通じて、お客様に直接聞いてみることもおすすめです。
LINE公式アカウントには、リサーチというアンケートを配信出来る機能も搭載されているため上手に活用してみましょう!
「リサーチ」の具体的な活用方法は以下を参照ください!
飲食店の活用事例
さて本記事の締めくくりとして、飲食店におけるLINE公式アカウントの活用事例を3つご紹介します。
これらはLINE公式アカウントの公式サイトに掲載された記事となっていますので、ぜひ他の事例も見てみてくださいね!
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