この記事はこんな方にぜひ読んで頂きたい内容です!
- リピーターを増やしたい
- 手軽にポイントカードを導入したい
- LINEをもっと活用したい
皆さんは
「5:1の法則」をご存知ですか?
これは”新規顧客の獲得コストはリピーター獲得の5倍かかる”
という法則です。
何となくイメージしやすいと思いますが、新規獲得のためには以下のようなプロセスを経て、競合に勝つ必要があります。
- 存在を知ってもらう
- 興味を持ってもらう
- 他社との比較競争に勝つ
- 欲しい!行きたい!と思ってもらう
- サービスを体験してもらう
一方でリピーターの場合はだいぶと楽になります。
一度サービスを体験頂いているので、⑤からスタートできるからです。
そして⑤に対して、再来店のきっかけを与えるだけとなるため、当然集客コストや工数が少なくなりますよね。
つまり初回来店して頂いたお客様を効率よくリピーターに繋げることができれば、
少ない予算であっても集客は可能です。
逆に予算が少ない場合の勝ち筋はリピーター戦略にあると言っても過言ではありません。
そしてここで最も活躍するのが「LINE公式アカウント」です。
私は広告代理店にて、法人向けにLINE公式アカウントを活用した販促活動のコンサルティングをしています。
中でもダイレクト領域を専門にしており、ユーザーにいかにしてサービスや商品を購入頂くかに日々向き合っています。
そこで本日は、LINE公式アカウントの一つの機能で、リピーター獲得に有効な「ショップカード」についてその概要と活用方法についてご紹介します。
本日に内容を読むことで、ショップカードの活用方法が分かり、リピーター獲得によって売上アップしているイメージが鮮明になるでしょう!
なぜリピーター獲得が重要なのか?
ショップカードのご紹介をする前に
“なぜリピーター獲得が重要なのか?“
こちらについて簡単にご説明させていただきます。
重要性を理解することで、きっとショップカード活用へのモチベーションが高まりますよ!
新規獲得コストはリピーターの5倍
“なぜリピーターが獲得が重要なのか?”
それは、圧倒的に集客コストが安いからです!
それを表すのが冒頭でもご紹介した「5:1の法則」です。
これは新規獲得コストがリピーターの5倍かかるという法則です。
もちろん新規顧客の獲得だけで成り立っている企業や店舗もあります。
しかし高度なマーケティングを行い、常にトレンドにマッチした集客プロモーションを展開しているからこそです。
豊富な人材や予算があってこその生存戦略であり、必ずしもすべての企業にとって再現性があるとは言い難いと感じています。
リピーター獲得が収益アップの鍵
集客コストに予算の大半を投下出来ない。
そういった方のほうが多いのではないでしょうか?
そこで鍵になるのが「5:1の法則」であり、リピーター獲得に注力することです。
リピーター獲得戦略とは、つまり
一度サービスを利用してくれたお客様に再来店を促す
ことを指します。
「サービスの利用経験がある=一度興味を持ってくれた人」です。
そのためサービスを認知すらしていない新規のお客様にアプローチするよりずっと集客工数・コストが削減できます。
この例えが適切かの判断は皆さんにおまかせしますが、
リピーター獲得のほうが集客コストが安く済むのは、元カノ・元カレとの方がヨリを戻しやすい感覚に近いと感じています。
一度好意を持って付き合っていたからこそ、相手の良いところも悪いところもしっている。
でもすれ違って別れた。その後小さなきっかけでヨリを戻した。
付き合った際の事前情報があったからこそすんなりとヨリを戻すことが出来た。
皆さんはこんな経験ありませんか?僕だけでしょうか?(笑)
少し脱線してしまいましたが、要するに既にサービス利用に至ったお客様を再来店に促すのはまだ見ぬ未来のお客様を来店に導くことより、圧倒的にラクということです。
だからこそ限られた予算で集客効果を最大化するためには「リピーター獲得に注力する」ことが重要です。
LINE集客の必須アイテム”ショップカード”
さて前章では、私の少し甘酸っぱい恋愛経験を交えて、リピーター獲得の重要性についてご紹介しました。
少しでも皆さんにその重要性が伝わっていれば、暴露した甲斐があります(笑)
さてここから本題です!
“リピーター獲得に最も適したSNS“であるLINE公式アカウントの中でも指折りの機能である「ショップカード」について詳細をご紹介します。
紙に代わるデジタルポイントカード
ショップカードを一言で表すなら「デジタルポイントカード」です。
LINE公式アカウント内でポイントカードを作成し、QRコードを読み込んで頂くことで、簡単にポイントが付与出来るそんな機能です。
そしてショップカードの特徴は大きく以下の3つです。
- 印刷不要で導入コストが0円
- 発行上限がない
- リッチメニューで告知可能
それぞれ詳しくご紹介します。
印刷付与で導入コストが0円
これは、私がショップカードの活用をオススメする大きな理由の一つでもあります。
何か集客施策や機能を導入する際に気になるのはやはり”コスト”ですよね。
多かれ少なかれコストがかかる場合、一歩踏み出すことを躊躇してしまいますよね。
でもご安心ください。
ショップカードは導入費用は一切かかりません。
そしてデジタル上で作成するため、紙のポイントカードとは異なり、印刷費用も不要です。
つまり導入&運用するのに費用は必要なく、仮に失敗した際のリスクもありません。
発行上限がない
発行上限がないのも特徴です。
無料で導入出来ると聞くと、”機能が制限されているのでは?”
と思われた方もいらっしゃるのでないでしょうか?
ショップカードはその心配はなく、発行上限なくいくらでも発行することが出来ます。
紙のポイントカードでは印刷費用がかかってしまうため、どうしても発行数が気になってしまいますよね。
また在庫切らしており、お客様に配布出来なず、リピーター獲得のきっかけを逃してしまった,,,そんな経験をされた方もいらっしゃるのでないでしょうか。
しかしショップカードであればその心配は一切なく、思う存分お客様に活用を呼びかけることが出来ます。
リッチメニューで告知可能
リッチメニューを活用した宣伝が出来ることも魅力的です。
リッチメニューとは、トーク画面の下部に掲載される画像です。
スマホ画面のおよそ1/3を占めるLINE集客には欠かせない配信面です。
※LINE for Bizより引用
リッチメニューはトークルーム内での存在感があり、配信効果も高まります。
様々な企業アカウントを運用してきた経験則になりますが、LINE公式アカウントにおける売上の5~6割はリッチメニュー経由です。
すぐ見つかり、すぐに起動出来る。
これは利用率向上のために、非常に重要です。そして
ショップカードの利用率が高い=リピーターが多い
ことを意味します。
スマホで使用頻度が高いアプリを画面下にピン止めするのと同じように、リッチメニューにショップカードを”ピン止め”することで利用率向上が見込めます。
その点で、ショップカードをリッチメニューで告知出来ることは大きな意味を持ちます。
導入の価値アリ!活用メリット4選
さてここからはショップカードを活用することで、リピーター獲得に向けてどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
前章ではショップカードの特徴をご紹介しましたが、本章の内容と合わせて理解することでより一層、活用のモチベーションが高まりますよ!
ショップカード活用によるメリットは以下の4つです。
- ポイントカードの利用率が向上
- 導入無料で今日から始められる
- 友だち獲得も可能
- 分析が出来る
それぞれ詳しくご説明致します。
ポイントカードの利用率が向上
ショップカードを導入することで、紙に比べポイントカードの利用率が向上します。
皆さんは、こんな経験ありませんか?
あれ、ポイントカードがない…家に忘れた?なくした?
きっと一度はあるはずです。
紙のポイントカードはどうしても携帯する必要があり、いざという時に持ち歩いていないということがありますよね。
そしてこの機会損失がきっかけで、次回から携帯しなくなってしまいます。
そしてキャッシュレス化、ミニマル思考が浸透している現代では物理的なポイントカードを持ち歩くことも少なくなっています。
一方でショップカードはデジタル完結のため、そもそも携帯するという概念がない上、ユーザーにとってもポイントを貰い損ねることもなくなります。
そういった意味でショップカードの導入によりポイントカードの利用率向上が見込めます。
導入コスト無料で今日から始められる
こちらは前章の特徴でもお伝えさせていただきました内容と重複しますが、改めてご紹介します。
ショップカードは導入無料で、かつ運用していく中でも追加費用はかかりません。
永年無料で活用出来ます。
そして、導入はったの30分ほど。
- 永年無料
- 即日導入可能
- リピーター獲得に効果抜群
この三拍子でやらない理由が見つかりませんね!
導入して効果が実感できなければやめる。
このくらい軽い気持ちで一度導入してみることをオススメします。
友だち獲得も可能
ユーザーがショップカードを利用する際、アカウントへの友だち登録が必須です。
友だち数は、LINE集客にとって運用効果を左右する重要指標です。
通常友だち集めは何かしらのインセンティブを付与し、獲得を狙います。
それはユーザーにとって何かしらの登録メリットを提供し、能動的に働きかけ登録のきっかけ作りをする必要があるからです。
しかしショップカードの活用で自然ときっかけ作りが出来ます。
ショップカードを導入することで、
- リピーター獲得
- 友だち獲得
が両立できます。
分析が出来る
分析が出来る点も、非常に魅力的です。
これはデジタルならではの特徴であり、紙ではできません。
そして分析することで
“導入して効果があったのか?“
ここが把握でき、継続もしくは廃止の判断も容易になります。
- 発行数はいくつか?
- どの程度利用されているのか?
- ゴール特典は利用されているのか?
紙のポイントカードでは感覚でしか分からなかった上記のことが、数字でしっかりと実感することが出来ます。
何が出来る?具体的な機能のご紹介
ここからは、具体的なショップカードの機能についてご紹介します。
冒頭でご紹介させていただきました通り、ショップカードは「ポイントカードのデジタル版」です。
そのため基本的な機能はポイントカードと同様ですが、デジタルならではの機能があることが特徴です。
基本的な機能は以下の3つです。
- ポイントの付与
- 達成度に応じた特典の設定
- 分析機能
詳しくご紹介します。
ポイントの付与
※LINE for Bizより引用
ショップカードのポイント付与はとっても簡単です。
LINE公式アカウントで発行される専用QRコードをユーザーに読み取ってもらうだけです。
紙のポイントカードで行っていたようなスタンプを押したり、サインをするような煩わしさはありません。
運用に手がかからないのも、嬉しいポイントですね!
達成度に応じた特定の設定
ポイントの達成状況に応じた特典の設定も簡単に出来ます。
特典の例は様々ですが、以下に一例を示します。
- 割引クーポン
- トッピング無料券
- サービスランクアップ
- 限定商品の購入権利の付与…
魅力的な特典は、ショップカードの利用率向上に直結します。
ぜひ思考凝らしたユニークな特典を設定してくださいね!
分析機能
その名の通り、ショップカードにまつわる統計情報を確認出来ます。
閲覧出来る指標は以下の通りです。
有効カード | 発行済みのカードの中で有効状態にあるものの数を表示します。 |
---|---|
発行済みカード | 有効・無効関係なく、発行済みのカードの枚数を表示します。 |
付与ポイントの合計 | 総発行ポイント数を表示します。 |
来店ポイント | 総発行ポイントの内、来店で獲得したポイント数を表示します。 |
カード取得ボーナス | カード新規作成取得時にボーナスで付与したポイント数を表示します。 |
有効期限切れ | 有効期限切れとなったポイント数を表示します。 |
発行済み特典チケット | カードを貯め、特典チケットを取得された数を表示します。 |
使用済み特典チケット | 特典が使用された数を表示します。 |
使用率 | 特典の使用率を表示します。 |
分析と聞くと、苦手意識を感じる方も多いのではないでしょうか?
でもご安心ください。
実際に確認すべきは以下の3項目です。
- 有効カード:どのくらい発行したかな?
- 使用済み特典チケット:特典は魅力的だったかな?
- 使用率:お客さんに浸透しているかな?
ぜひ気負いせず、楽しんで分析機能を活用してください!
超かんたん!ショップカードの設定方法
さて徐々にショップカード活用へのモチベーションが高まってきたのではないでしょうか?
ここではショップカードの導入方法について、ご紹介します。
ぜひ以下を参考にサクッと実践してみてください!
アプリ版(スマホ)の方
※LINE for Bizより引用
Web版(PC)の方
※LINE for Bizより引用
効果最大化!プロが教える利用のコツ5選
前章では、ショップカードの導入方法についてご紹介しました。
皆さん、無事導入できましたでしょうか?
さてここからは、ショップカードを活用する上でのポイントを5つご紹介します。
これらを意識することで、同じようにショップカードを利用している競合他社との差別化ができますよ!
今回ご紹介するポイントは以下の5つです。
- 初回ボーナスを設定する
- ゴール難易度を低くする
- 中間ゴールを設定する
- 特典を魅力的にする
- 積極的な声がけで利用を促す
それでは詳しくご紹介します!
初回ボーナスを設定する
初回ボーナスとは、カード発行時の特典ポイントです。
初回ボーナスを設定することで
- 発行数の増加
- 利用率の向上
が期待出来ます。
ちなみに皆さんはこんな経験ありませんか?
- ”今ならポイント5倍付与!”と言われ、ポイントカードを発行した
- ポイントが溜まっているともったいなく感じて、ついついサービスを利用した。
きっと一度はご経験があると思います。
初回ポイント付与はまさにこの心理を利用しています。
ぜひ発行時の初回ボーナス設定はお忘れなく!
ゴールの難易度を低くする
2つ目は「ゴールの難易度を低くする」ことです。
大きすぎる目標設定がモチベーションを下げるのと同様、ゴールの難易度が高いと利用率が下がる可能性があります。
低すぎるゴール設定は、特典の安売りに繋がり売上低下を招きかねません。
一方で、高すぎるとユーザーのモチベーション低下に繋がります。
そのため”絶妙な難易度設定”が求められます。
私の経験則にはなりますが、オススメは10ptです。
悩ましい場合はまずは10ptでスタートし、使用率を見ながら調整することをオススメします。
中間ゴールを設定する
中間ゴールの設定も、利用率向上に有効です。
中間ゴールを設定することで”進んでいる実感”を提供し、モチベーションを高めることができるからです。
ちょっと想像してみてください。
- ポケモンで、ジムリーダーが存在しておらず、四天王だけだったら…
- スーパーマリオがクッパを倒すまでが一つのステージだったら…
どうでしょうか?
モチベーションを維持して、ゲームクリアまでたどり着けるでしょうか?
- その時のレベルに応じたジムリーダーを倒してバッチをゲットするから成長を実感出来る
- ステージを1つ1つクリアして、少しずつクッパに近づいていくからクッパとの戦いに熱が入る
このように中間目標を設けることで、モチベーション維持と最終特典に泊をつけることが出来ます。
ぜひ初回ボーナスに合わせて、中間目標を設定しましょう!
特典を魅力的にする
こちらは言わずもがなですね!
特典の質は、発行数や使用率に大きな影響を与えます。
ビンゴ大会の景品がモチベーションを左右するのと同様、特典の魅力度が継続モチベーションに直結します。
無理のない範囲で魅力的な特典を設定しましょう!
積極的な声がけで利用を促す
そして最後は「積極的な声がけ」です。
いきなりアナログ的な戦法ですが、正直これが一番効果的です。
せっかく作ったショップカードもポスターやSNSで告知しているだけでは、使用してもらえません。
私はChatGPTを始めとするAIがどれだけ発達しても、接客は失われることはないと考えています。
むしろその重要性が増すとさえ考えています。
実際にLINEの友だち登録においても、お会計時にお声がけすることが最も登録率が高い事例もあります。
- 今なら初回2ポイント贈呈中です!いかがですか?
- ショップカードお持ちでしたらご提示ください!
- あと100円で1ポイント貯まりますが、いかがですか?
こういった何気ない一言が発行数や利用率向上に繋がります。
ぜひ実践してみてくださいね!
まずやってみるが吉!
いかがでしたでしょうか?
本日はLINE公式アカウントの機能「ショップカード」についてご紹介しました。
今回の内容を通じて、ちょっとやってみたい!と感じた方に最後にお伝えしたいことがあります。
それは…
まずはやってみましょう!!
色々なコツやポイントをお伝えしましたが、最初は無視して大丈夫です。
見様見真似で一度作って、お客様の反応を見てみる。
ここからがスタートです!
ぜひ今回の記事はその一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいです!