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困ったら”友だちに聞け”LINE集客の成否を分けるリサーチ機能

困ったら友だちに聞け!LINE集客の成否を分けるリサーチ機能

この記事はこんな方にオススメです。

  • 日々の配信内容に困っている
  • 売上に繋がるメッセージを配信したい
  • メッセージへの反応が悪くなっている

どんな配信内容が効果的なんだろう?」そう思ったことはありませんか?

新メニューの案内なのか、セールの情報なのか?はたまたクーポンの紹介なのか?

一般的に最適な配信内容を見つけるには数多くの検証が必要になります。

でもそんな時間もなければ、予算もない。そんな方も多いのではないでしょうか?

そんな方にこそ使ってほしい機能がリサーチです。

私はこれまで年間配信予算15億円、総友達数2,600万人超のマンモスアカウントを始め、大企業のLINE公式アカウントを10以上運用に携わってきました。

今回は私も日々大変お世話になっているリサーチ機能について、概要や活用方法についてご紹介します。

今回の記事を読むことで、ユーザーが欲している内容が分かり、反応が高いメッセージ配信が出来るようになりますよ!

 

 

 

 

 

リサーチ機能とは?

無料で実施できるアンケート機能

リサーチ機能とは、投票形式やアンケート形式でユーザーの嗜好や意見を集めることができる機能です。

無料で活用することができ、作成したアンケートは、通常のメッセージはもちろんあいさつメッセージやLINEVOOMでも配信可能です。

LINE公式アカウント リサーチ機能について
LINEforBusinessより引用

リサーチ機能の作成〜配信方法については公式サイトをご覧ください。

https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/surveys/

 

 

回答に設定できる項目

リサーチ機能で設定できるアンケート項目は以下の通りです。

  • 単一回答
  • 複数回答
  • 自由回答

単一回答は、複数の選択肢から1つだけを選ぶ形式の回答です。例えば、好きな色を選ぶ場合などに使用されます。

複数回答は、複数の選択肢から複数を選ぶ形式の回答です。例えば、好きなフルーツを選ぶ場合などに使用されます。

自由記述は、設問に対してユーザーから自由に回答を得ることができます。例えば、新メニューのアイディアや改善点などのヒヤリングが可能です。

注)自由回答は認証済みアカウントのみ使用可能です。

リサーチ機能で設定できる項目一覧

回答内容の種類をうまく組み合わせることで、より詳細かつ具体的な情報を集めることができます。

どんな回答を得たいのか?を踏まえて各項目を上手に選択しましょう。

 

 

リサーチ機能を活用するメリット

ここからはリサーチ機能を活用することのメリットについてご紹介します。

リサーチ機能を活用するメットは以下の4通りです。

  1. ユーザーのニーズを把握できる
  2. ユーザーとのコミュニケーションを強化できる
  3. ユーザーの満足度を高めることができる
  4. マーケティング施策の評価ができる

 

①ユーザーのニーズを把握できる

アンケート機能を活用することのメリット1つ目は「ユーザーのニーズを把握できる」という点です。

LINE公式アカウントに登録しているユーザーはすでにサービスを利用しているか、もしくはある程度の興味・関心があるユーザーです。

そのためそのようなユーザーから得られる意見は非常に貴重です。

得られた回答は、日々の配信内容の改善、製品やサービスの改善、新商品メニューの開発等に活かすことが出来ます。

 

②ユーザーとのコミュニケーションを強化できる

アンケートを実施することで、ユーザーとのコミュニケーションを強化できます。

アンケート結果を反映した配信内容や商品開発をすることで、ユーザーにサービスへの貢献度を感じてもらうことができます。

それによって、ブランドの愛着や信頼性が向上します。

ある焼肉チェーン店では、アンケートで募集したクーポンを配信したところ、利用率が過去最高となりました。

このようにアンケートを活用することでユーザーとのコミュニケーションを強化でき、以降のメッセージ配信等への反応を高めることができます。

 

③ユーザーの満足度を高めることができる

アンケートの結果をもとに、ユーザーの要望を反映させることで、ユーザーの満足度を高めることができます。

2つ目のメリットでも触れましたが、アンケート結果を反映した配信・商品開発はユーザーからの反応が良くなる傾向にあります。

自分の意見やアイディアが反映された取り組みに対して、愛着が湧いたり、その後の進捗が気になった経験はありませんか?

これと同じようにアンケート結果がどのように活用されるのかユーザーは気になっており、自身の意見が反映された取り組みに対しては愛着が湧きます。

このようにアンケート結果をもとにしたアカウント運営をすることでユーザーの満足度を高めることができます。

 

④マーケティング施策の評価ができる

アンケート機能を使うことで、マーケティング施策の評価を行うことができます。

特に効果を定量的に測ることができない施策の場合には有効です。

例えばブランドイメージを高めるために実施した施策については、数字で効果を測ることが難しいため、アンケートの活用が効果的です。

どう感じたか?や利用した感想などをアンケートを通じて収集することで施策の評価を行うことができます。

このようにアンケートは数字で測れない定性的な取り組みの評価に活用することが出来ます。

 

 

回答率を高めるテクニック

リサーチ機能を実施する上で重要なのは、回答率を高めることです。

それはこのリサーチ機能は、「回答数が20件未満の場合は、リサーチ結果をダウンロードできない」からです。

そこでここでは、アンケートの回答率を高めるためのテクニックをご紹介します。

今回ご紹介するのは以下の3個です。

  1. 回答へおモチベーションを高める
  2. 設問は簡潔に、質問内容を明確にする
  3. 設問数・所要時間を明記する

 

回答へのモチベーションを高める

回答者にとって、アンケートに回答することに何らかのメリットがあると、回答率が高くなる傾向があります。

そのため回答率を高めるためには何らかのインセンティブを付与することをオススメします。

インセンティブの種類には大きく以下の2つがあります。

  • 金銭的インセンティブ
  • 非金銭的インセンティブ

LINE公式アカウントで実施する際の金銭的なインセンティブの代表例としては「クーポン」があります。

飲食店であれば次回来店時に使用可能なクーポンをインセンティブとすることで回答率を高めることに加え、来店促進も可能です。

LINEではたった5分でクーポンを作成可能です。作成方法は以下を参照ください。

 

一方で非金銭的インセンティブの代表例としては「記念品」「イベントへの参加権・優先権」などが挙げられます。

私のこれまでの経験では、やはり金銭的インセンティブの方が回答率が高まる傾向にありました。

可能であればクーポンなどの金銭的なメリットが感じられるようなインセンティブを付与することをオススメします。

 

設問は簡潔に、質問内容を明確にする

回答率を高めるためのコツの2つめは「設問の仕方」です。

前章でも述べた通り、ユーザーにとってアンケートに回答することは、面倒な行為です。

そのため設問は簡潔でかつ、明確にしましょう。

設問が不明瞭であり、読解に時間を要する場合、

  • 適切な回答が得られない(ユーザーが適当に回答する)
  • 途中離脱される(完答してもらえない)

といった懸念があります。

常にユーザーの立場に立ち、「簡潔・明確」な設問設定を心がけましょう。

 

設問数や所要時間を明記する

3つ目のコツは「設問数・回答時間を明記する」ことです。

所要時間や設問数が全く書かれていないアンケートは、ユーザーからすれば不安しかありません。

「数分の時間でできるものなのか」「しっかり時間を取らなければいけないのか」が分からないため、回答を躊躇させてしまいます。

『マクロミル』の調査によると、ユーザーが負担を感じず回答できる設問数は「18.4問」だそうです。

これを超えると回答率が下がる傾向があるため、設問は15〜18くらいが無難と言えるでしょう。

そして所要時間に関しては設問から逆算すると3分程度に設定されていると良いです。

ただし前章でも記載した通り、設問は簡潔に端的にが基本であるため設問は必要最低限にしましょう。

 

 


 

いかがでしたでしょうか?

今回の記事では、

  • リサーチ機能の概要
  • 活用メリット
  • 回答率を高めるコツ

をご紹介しました。

LINE公式アカウント活用の成功のへの近道は「ユーザーの欲しい情報を届ける」ことに尽きます。

そしてそのためにはユーザーのニーズを把握することが欠かせません。

ぜひリサーチ機能を活用し、ユーザー満足度の高いアカウント運用を心がけて下さい。

今回の内容が皆さんがLINE公式アカウントを通じた集客・販促について少しでも興味をもつきっかけとなればとても嬉しいです。